中古トラックの買取市場が活発な訳
日本では2000年以降、物流業界が大きく成長をしています。これはインターネットを活用した通販の需要が高まっており、実店舗の売上を大幅に上回ったことも影響しています。これにより、業務を拡大する企業が続出していて、トラックの生産が追いつかない事態に至りました。それに伴い、中古トラックの買取市場も盛況となり、車体年数が10年を上回ったものでも、取り引きの対象になっています。
ここでは簡単に、2021年現在の中古トラックの買取市場の動向と、人気車種の紹介をおこなっていきましょう。関東都関西とはで動向が異なり、関東であれな3トンから10トンの大型車種に買取が人気となっています。それとは反対に、関西では軽自動車が売れ筋です。これは関西では近場で配送をする業務の発注数が多いことがうかがえるでしょう。
東京や神奈川などの湾岸部には中央集積センターが多く点在しているため、長距離で大量の荷物を輸送するための車体が必要です。人気車種だと、軽自動車はライトバンタイプが買取価格で高値となっています。荷台に荷物を積み、住宅地などを回ることから小回りがきく軽自動車が良いということです。大型車両だと保冷車の需要も高く、鮮魚や冷凍食品を一度に運べるマルチシステムを搭載しているトラックが人気となります。
走行距離が10万キロメートル以下が特に売れ筋でもあり、この車両を手放すにはいい時期であることがうかがえる市場になっているところです。