トラックの買取店を営業する場合に必要な許認可

トラックの買取店をはじめたい場合は、行政からいくつか許認可を取得しなければなりません。まず必要となるのが、古物商許可です。自動車は古物営業法で挙げられている13の品目のうちの1つで、車両本体を取り扱う場合はもちろん、部品だけを取り扱う場合でも対象となります。自動車の古物商許可では、他の品目での申請時より厳しくチェックされる傾向にあり、トラック買取店を営む場合でも車両の保管場所や怪しい中古車を見抜く能力の有無、自動車業界で仕事をしていた経験の有無などを詳しく尋ねられます。

これは、他の種類の古物より中古車の取引価格が高くなりがちで、盗難車両だとわからずに取引をすると、犯人に利益を提供してしまい、次の犯罪の誘発につながりかねないためです。また、トラック買取店で廃車の依頼も受け付ける場合は、古物商許可とは別に、自動車リサイクル法に基づく引取業登録も受ける必要があります。登録の権限を持っているのは都道府県知事と保健所設置市の首長で、申請先は都道府県もしくは市の廃棄物に関する事項を取り扱っている部署です。古物商許可は一度取得すると生涯にわたって有効ですが、自動車引取業登録は5年の有効期間が定められており、期間が終了する時期が近づいてきたとき、引き続き営業をする場合は更新手続きが必要になります。

この手続きなしにトラックの廃車買取はできないので、引取業登録をしない場合は安易に廃車の依頼を引き受けてしまわないように注意しましょう。トラックの買取のことならこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です